住友金属鉱山 別子地区
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電気自動車などのリチウムイオン二次電池の正極材です。磯浦工場で生産する主な製品電動車(xEV)の普及に伴う車載用二次電池の需要拡大に向けて二次電池用正極材の生産能力を増強しました。オートメーション化された工場で高品質・高性能な正極材を製造しています。PCやスマートフォンの内部電極材料です。ハイブリッドカーに搭載されるニッケル水素電池の正極材です。磯浦工場で生産される電池材料・ニッケル粉の原料は、ニッケル工場から供給されます。原料の供給元となる鉱山権益を保有し、金属製錬、機能性材料生産までを一貫してグループ内で担える住友金属鉱山の特長を活かして、安定的かつ高性能な素材の生産を可能にしています。Isoura PlantNiihama CAM PlantNiihama Research LaboratoriesBattery Research Laboratories61987年に高純度金属化合物やレアメタルの生産を目的として発足した磯浦工場は、電池材料を中心に技術革新を続ける自動車分野や精密機器分野などこれからの成長が期待される市場に向けて高性能な素材を供給しています。ニッケル酸リチウムニッケル粉水酸化ニッケル磯浦工場の強み自動車向け電池材料など今後の伸長が期待される分野の材料を生産電池材料事業の最先端の工場として2024年に完成しました磯浦工場新居浜工場新居浜研究所当社技術の基盤である製錬・精製技術をさらに高度化させることにより、非鉄金属が持つ潜在的な可能性をさらに引き出すことに取り組んでいます。具体的には製錬技術をベースとした新たなプロセスの開発や粉末材料など金属系素材の開発を進めています。電池研究所資源、製錬と並んでコア事業として位置付けている「材料事業」の分野において、大きな成長が期待できる二次電池用正極材料事業の拡大を加速するため、2010年10月に設置しました。主力製品の改良強化により、既存顧客でのシェアアップを図るほか、新たなニッケル系および三元系リチウムイオン電池正極材料の事業化、次世代電池材料についての長期ビジョンに基づく基礎研究や電池評価技術の確立等にも取り組み、電池材料に関する基盤技術の研究開発を進めています。

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