|重要課題|サプライチェーンマネジメント 当社グループは、川上から川下までのサプライチェーンが長く複雑な鉱物調達において、サプライチェーン全体で透明性を確保することは重要であると認識し、国際的なイニシアチブであるResponsible Minerals Initiative(RMI)が推進する仕組み(下図参照)に則り、取り組みを推進して当社製錬所における第三者監査受審状況RMIが推進する責任ある鉱物調達に関する仕組み監査基準(発行団体)認証機関監査受審開始時期素材メーカー統一した書式の調査票による製錬所の特定コバルト部品メーカー109ニッケルRGG(LBMA)RSG(LBMA)LBMA2012年度LBMA2018年度います。この仕組みは、サプライチェーンにおいて比較的数の少ない製錬所を起点として取り組むことで、より効率的に透明性確保を目指すものです。 製錬所から川上(鉱山)においては、調達先のリスク評価なども含めた当社製錬所における責任ある鉱物調達の仕組みについて、国際的な基準に基づき第三者監査を定期的に受審しています。監査基準は鉱物ごとに異なるため、それぞれの基準に対応するよう、デュー・ディリジェンスの実施に加え、社内体制および規程の整備、社内教育の実施などに取り組んでいます。当社製錬所における第三者監査対象鉱物金銀銅受審状況は下表のとおりです。 製錬所から川下(完成品メーカー)においては、製品に使用される鉱物を製造した製錬所を特定することを目的とした共通の調査票が展開されます。サプライチェーンを■る形で顧客企業から展開されるこの調査票に対し、回答までの承認プロセスを設定し、当社グループで統一した回答となるよう取り組んでいます。2024年度は378件の調査票に回答しました。川上鉱山製錬所での監査川下完成品メーカー製錬所All Mineral Standard(RMI)RMI2020年度All Mineral Standard(RMI)RMI2022年度All Mineral Standard(RMI)RMI2023年度鉱物に関する責任ある生産・調達の取り組み
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