統合報告書2025_和文
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策を講じる係る取り組み状況の考え方 当社グループでは、リスクには目的に対して「好ましいもの」と「好ましくないもの」の両方があるととらえ、事業および組織における目的の達成に影響を及ぼし、価値を保護する事象および価値の創造を不確かにする事象をリスクと定義しています。リスクマネジメントによって「好ましいもの」を最大化するよう目標および施策などを見直し、「好ましくないもの」を最小化するようプロセスを点検し改善して「中(フォローアップ)取りまとめ執行役員会議考え方・取組原則4. 変化に伴い認識したリスクは、関係する者に共有化する5. 組織の階層・規模・役割・成熟度や地域的・文化的要因を考慮し、ステークホルダーの知識、見解および価値観も参考に、日常業務の一環として、リスクマネジメントを実施する6. マネジメントの仕組みと取り組みを継続的に見直し改善全社重要リスクの取締役会所管組織その他リスクマネジメントにモニタリングリスクマネジメント基本規程における6つの原則1.リスクに直面する組織の長が責任者2.コンプライアンスを基本とする3. 潜在リスクは顕在化するものと認識し、必要なリスク対する期経営計画」の達成、さらに「2030年のありたい姿」や「長期ビジョン」の実現をより確実にしています。全社リスクマネジメント推進・監視体制報告報告・承認提案・審議報告報告・承認提案・審議報告・指示報告※報告 1999年に(株)ジェー・シー・オーが起こした臨界事故を厳粛に受け止め、リスクマネジメント方針および重点施策の全社的取り組みなど、リスクマネジメントの推進および監視を行う機関として「リスクマネジメント分科会」を設置しています。社長を最高責任者として、当社グループを取り巻くリスクおよびその変化に対応する体制を整えています。この体制によって運用される当社のリスクマネジメントは3つの枠組みで構成されています。※変更等があった場合経営視点で全社重要リスクを協議全社重要リスクの特定社長 (サステナビリティ委員会)リスクマネジメント方針所管組織の決定モニタリングリスクマネジメント分科会リスクマネジメント事務局重点取組事項の決定126リスクマネジメント取組原則 当社グループは、国際標準化機構(ISO)が発行するリスクマネジメント活動の指針「ISO31000」を踏まえ制定した「リスクマネジメント基本規程」の中で6つの原則を定め、長期ビジョンである「世界の非鉄リーダー」の実現を目的として、リスクマネジメントに取り組んでいます。枠組み・推進体制

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