統合報告書2025_和文
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売り/買いの“値決め時期”の影響のイメージ9月8月7月6月5月4月3月2月1月3現主義掲載ページ原料の購入価格下落局面ではマイナス影響高温の炉で原料鉱を溶かし、溶けた状態で金属を分離する製錬方法。一度に大量の処理が可能である一方、定期的に耐熱設備の補修が必要となる。当社グループ初のHPALプラント。フィリピンのパラワン州にて、HPAL技術でニッケル・コバルト混合硫化物(MS)を製造し、当社グループのニッケル工場および播磨事業所へ輸出している。部品・サービスなどの調達において、人権侵害・環境破壊・汚職などの負の影響に加担しないようにすること。サプライチェーンにおける自社の取引先に対し、負の影響を引き起こしていないか確認し、必要に応じて是正を求め、サプライチェーンの透明性を高めていくこと。改善活動などでよく使われる考え方で、問題解決や品質管理などの場面で重要視され、「現地・現物・現実」の3つの「現」に基づく行動原則。金属や不純物が薬液に溶け、化学反応を起こすことなどを利用した製錬方法。安定して継続処理が可能な製錬方法である一方、薬液のコストがかかる。当社グループが扱っている非鉄金属(銅やニッケル等)は、LME(London Metal Exchange:ロンドン金属取引所)に代表される取引市場で価格が決まるため、当社損益は経済動向を含めたマーケット環境に大きく左右されるという特性を持っている。加えて、非鉄金属の価格上昇局面においては、売り/買いの値決め時期の差などにより、本来の水準以上に損益が上振れる一方、価格下落局面においては、本来の水準以上に損益が下振れる特徴がある。そのため、「非鉄金属価格および為替の変動局面において発生する損益」および「当該期間の特殊要因の影響」を除いたものを、「実力損益」として開示している。■ 海外銅鉱山売上高の精算影響 (仮計上額と確定額の差)〔資源事業〕■売り/買いの“値決め時期”の影響〔金属事業、材料事業〕■その他為替差損益(金融収益・費用、その他の収益・費用)用語実力損益= 税引前利益 ±非鉄金属価格および為替の変動局面で発生する損益当該期間の特殊要因の影響説明コーラルベイニッケル(CBNC)サステナビリティ調達乾式製錬湿式製錬実力損益価格上昇局面ではプラス影響製品の販売原料の購入製品の販売10月11月12月($/lb)15.0013.0012.0011.009.006.0010.009.008.00P.14,67,75P.7,63,66,97,154P.20,111P.95P.14,67,75P.44、143、144151用語集

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