統合報告書2025_和文
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 2024年6月の社長就任から1年が過ぎました。振り返ってみれば目まぐるしい1年でしたが、株主・投資家をはじめとするステークホルダーの皆様との対話の機会に恵まれたことで、当社グループがいかにステークホルダーの皆様に支えられているかを実感できました。誌面を借りて、改めて感謝を申し上げたいと思います。 とはいえ、コミュニケーションが充分だったかと言えば、最低限にとどまったという印象であり、今後はより積極的に取り組んでいく所存です。 厳しい事業環境が続く中計27の3年間は、長期ビジョン「世界の非鉄リーダー」の実現にむけた正念場と捉えています。中計の方針に定めたように、収益力の強化と将来への種蒔きを両立していくためには、私だけでなく、従業員一人ひとりが社内外で対話の機会を増やすとともに、そこ中計27の3年間に向けた抱負コミュニケーション強化を牽引しながら、 自由闊達な企業風土を育むことで、 時代の変化にタイムリーに対応していくから時代の潮流や有益な情報をつかむ「感性」を磨くことが求められます。大事なことは、潮流が起こる前に気配を察知して準備し、風向きが変わる瞬間を逃さないことです。情報があふれる時代だからこそ、何が大切な情報かを見極める力、つまり感性を磨くことが、会社の成長や新しい価値を生み出すためには必要です。そして、得られた気づきや情報は自分一人に留めず、組織全体で共有し、会社の知恵として活かしていくことです。そのために、自由闊達で、失敗を恐れずに挑戦できる組織風土の醸成に取り組んでまいります。 自由闊達な組織風土のもと、得られた情報を取捨選択し、スピーディーに意思決定を行える組織をつくることが、この3年間における私の目標です。そうした組織力と、磨き上げた「ものづくり力」が融合することで、当社グループのさらなる成長を実現できると考えていますので、今後も引き続きのご支援、ご助言を賜りますよう、お願い申し上げます。32トップメッセージステークホルダーの皆様の期待に応えられるよう、持続的な成長を目指しますステークホルダーへのメッセージをお願いします。A.5Q.5

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