■より定量的で測定可能なKPIの設定・変更■「2030年のありたい姿」を実現するうえで 効果的なKPIに集約「サステナビリティ課題」の抽出「サステナビリティ課題」重要性評価による重要課題の特定「ありたい姿」「KPI」の検討「2030年のありたい姿」策定・公表外部環境変化への対応■技術の進歩、社会生活や社会環境の変化■地球温暖化、地政学リスクの高まり各重要課題と当社の企業価値向上の関係性を明確化11から6へ重要課題を集約策定プロセスStep 1Step 2Step 4社会、事業にとってともに重要な 2020年3月に策定した重要課題と「2030年のありたい姿」を、世界的な課題の変化および企業への要請の高度化・複雑化に対応するため2025年3月に改正しました。 2018年4月より、ICMMやGRIスタンダードなどの国際的なガイドラインや、OECDなどが予想する2030年の状況などを整理し、89の「サステナビリティ課題」を抽出したうえで、各課題と関係の深いSDGsのターゲットとの紐付けを行いました。 2018年10月より、抽出された89の課題について、「社会に与えるインパクトの程度」「積極的に取り組まないことで増大するリスク」「積極的に取り組むことで得られる機会」の3つの視点に基づき社会的側面、事業側面の2軸にて評価を実施、両側面に共通して重要度が高い11の課題を重要課題案として特定しました。この評価、特定はサステナビリティ部会、事業部門、当社グループ若手従業員、サステナビリティに関する社外有識者による議論を経て行われました。 2019年4月より、サステナビリティ各部会にて11の重要課題に対応する「ありたい姿」および具体的な「KPI」の検討を開始しました。2019年7月にはサステナビリティ各部会の検討をもとにした役員討議、さらにはサステナビリティ委員会にて最終的な検討を実施しました。 2019年12月開催のサステナビリティ委員会にて「2030年のありたい姿」「KPI」を承認、その後取締役会決議を経て、2020年3月の策定・公表に至りました。評価にあたっては、89の課題を3つの視点と社会的側面、事業側面の2軸で5段階評価■社会へ与えるインパクトの程度■積極的に取り組まないことで増大するリスク■積極的に取り組むことで得られる機会重要課題と「2030年のありたい姿」の改正重要課題ごとに「2030年のありたい姿」を策定KPIの改正11の重要課題を特定31から25のKPIに変更Step 335策定の考え方 重要課題についてはサステナビリティ課題だけではなく、経営課題としての観点も含め抽出、評価、選定しました。各重要課題に関する「2030年のありたい姿」の策定にあたっては、今後の社会的要請の変化も予測しながら、経営目標である長期ビジョンの「世界の非鉄リーダー」からバックキャスティングを行い、長期ビジョンを実現するための2030年時点のマイルストーンとして設定しました。改正のプロセスと考え方 2020年3月に策定した重要課題について、SDGsやESGに関わる世界的な課題の変化および企業への要請の高度化・複雑化に対応するため改正を行い、重要課題を11から6つに集約しました。 また、「2030年のありたい姿」実現に向けた取り組みの進■を図るために、より定量的で測定可能なKPIを設定しました。 KPIの設定については、社外有識者からの意見である「ネガティブを抑制する側面だけでなく、企業価値を高めるポジティブな内容を取り入れた方が良い」「重要課題とKPIのつながりを明確にした方が良い」などの意見を踏まえ、サステナビリティ部会、カーボンニュートラル推進委員会で議論を重ねたうえで、サステナビリティ委員会での承認、取締役会決議を経て実施しました。重要課題と「2030年のありたい姿」策定と改正
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