統合報告書2025_和文
47/160

2025〜2027年度を対象とする中計27は、長期ビジョン「世界の非鉄リーダー」実現に向けた正念場であり、「ものづくり力」を高めて収益力を取り戻し、企業価値を持続的に向上していく基盤の再構築を進める3年間となります。 中計27では、足元の課題克服と並行して次の成長に向けた「種まき」にも積極的に取り組み、「2030年のありたい姿」と長期ビジョン「世界の非鉄リーダー」の実現を目指します。■ インドネシアにおけるニッケル生産量の増加により、供給過多が長期間継続■ 銅精鉱の供給不足と銅製錬所の新規稼働による買鉱条件(TC/RC)の低迷■ 電池材料事業の環境激変■ 不確実性が高まる世界経済の見通し■ 設備投資額の増加、単位コストの上昇基本的な考え方■ 非鉄金属(銅、ニッケル)の需要は継続的に拡大。 供給も増えるが、価格水準に耐えられない供給者は淘汰される (2030年以降のバランスを想定)■ TC/RCも需要を満たす供給(生産)が維持できる水準までは戻る (2030年以降を想定)■ カーボンニュートラル、xEV化、水素社会、AI化などの変化は確実に進行。 材料事業製品の活躍の場が増加46当社を取り巻く足元の事業環境は、かつてないほどの大きな変化に直面。将来展望の不透明感が増している「強い向かい風」とも言える厳しい事業環境は、今後しばらく継続するものの、中長期的には「順風」に変わるものと想定中期経営計画2027(中計27)

元のページ  ../index.html#47

このブックを見る