議のほか、部門ごとの目標達成状況およびクレーム削減を含む品質管理状況を共有して、品質マネジメントシステム(QMS)の改善につなげています。 お客様から信頼される品質は、従業員全員が目的および目指す方向を一致させ、目標達成のための活動に自ら積極的に参加してこそ実現できるものです。そのために外部、内部のコミュニケーションによって得られた事実に基づく課題を明確にして目標を設定し、QMSのあるべき姿をまとめた「SMM品質標準」を基準にした改善活動に、従業員全員が積極的に参加して目標達成を目指しています。 具体的な取り組みについてはウェブサイトをご参照ください。『品質保証と管理の仕組みを継続的に改善し、お客様に満足いただける品質を提供する』■ 時代を先取りした品質を追究する■ 法とルールを守り、安全と環境に配慮した物づくりをめざす 当社グループは、資源・製錬・材料の3事業連携によるビジネスモデルを確立・展開しており、これらの製品を継続的に改善することで、変化するお客様のニーズに応え、お客様に満足いただける品質の提供に努めています。 お客様に満足いただける品質を提供するために、社長が「全社品質方針」を決定し、方針に従い毎年「全社品質目標」を定めています。これに基づき、事業部門は「部門ごとの年間品質目標」を定めて展開し、グループ全体が同じ方針に沿って品質保証活動を行っています。 最高責任者を社長とし、品質保証部所管執行役員を定めて品質保証を推進しています。事業部門単位で品質保証体制を構築・運用し、品質保証部が全社を統括して、当社グループ全体の横串機能を果たしています。 また、サステナビリティ委員会の下部組織である品質分科会において、品質保証活動を推進する重要な施策の審※事業譲渡に伴い、住友金属鉱山シポレックス(株)のクレーム件数を削除 2014年度を100とした場合の当社グループ全体の品質クレームの推移について下図に示します。2014年度以降徐々に減少し、2024年度は2014年度と比べ約5分の1程度にまで減少しました。 2024年度の品質クレームは関係会社の事業譲渡の関係から前年度より大きく減少しておりますが、一部の部門ではヒューマンエラーによる不具合が発生していることから、リスク分析を充実させ、真の原因を潰し込む対策を行うとともに、これまで同様、各事業部門・事業場での品質改善活動を継続していきます。『QMSの改善を進め、顧客の信頼を得られる体質をつくる』■ 事業基盤を揺るがす品質クレームを発生させない 重要課題・ガバナンス 品質保証重大品質クレーム ゼロ■ 品質不祥事の発生 ゼロ■ 事業部門におけるクレーム目標の達成2025年度全社品質目標品質クレームの推移指数(2014年度を100)(年度)10080604020020142015201620172018201920202021202220232024※https://www.smm.co.jp/sustainability/management/quality/79品質改善の取り組み基本的な考え方と推進体制全社品質方針2024年度の実績品質保証
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