新ビジネス創出 21中計期間は当社内におけるDX推進の黎明期であったことから、トランスフォーメーションに至る施策は一部にとどまっていました。これは、まずはデジタル化に着手するといった方針でスタートしたことによります。 中計27期間では、次のステップとして、より成果を重視した戦略へと移行します。DXによって経営としてどのような成果を期待するのかを、社長メッセージおよび指針としてロードマップ明確に示し、この指針に基づき各重点領域の取り組みやKPIの見直しを進めています。DXで目指すべき共通の成果と、その定量的な目標を示すことで、取り組みの方向性を明確にし、経営資源を効率的に配分するとともにDXの取り組みを加速します。 具体的な指針「中計27期間におけるDX推進指針」の要旨は以下のとおりです。1. 中計27期間において経営としてDXでの取り組みを期待する最優先課題および最終的な狙いを生産性の向上とし、目標とすべき全社KPIを「生産性の30%向上」とする。2. 変革を強く意識し、既存の業務、手順にとらわれることなくプロセス自体を大胆に見直すこと。見直しに当たっては、標準化、自動化、省力化、エラーの削減、属人性の排除、付加価値の創出を考慮すること。3. DX分野の技術進展は著しいことから、検討時点では明確な成果が見えない場合でも、将来的に高い成果が期待される新技術については積極的に導入を検討すること。導入に際しては、アジャイル方式を用い、取捨選択の判断をスピーディに行うこと。 中計302029データ収集・活用の促進全社DX基盤整備社員のデータリテラシー向上21中計DX人材の育成DXの基盤整備 経営判断への活用情報セキュリティの強化多様な働き方の実現企業風土・文化改革DXの全社展開DX基盤の拡充・機能拡充DX人材の育成DXの展開ビジネスモデルの転換ビジネス変革DXによるビジネス変革2022202320242025中計27202681202720282030中計27における全社DX戦略デジタルトランスフォーメーション(DX)
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