統合報告書2025_和文
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|重要課題|人的資本経営重要であると考え、対象層ごとに選抜型プログラム(ミドルマネジメントプログラム、次世代経営幹部育成研修、役員塾など)を実施し、計画的な育成を行ってきました。ミドルマネジメントプログラムでは、今後組織を牽引していくことが期待される人材を選抜し、当社経営陣が講師となって企業価値向上のためのサステナビリティ課題やESGのテーマを取り上げ、ミドル層の底上げを図っています。次世代経営幹部育成研修では、近い将来、当社を牽引するリーダー人材を選抜し、意欲の醸成や必要な経営知識の習得、思考力の訓練を狙いとした実践的プログラムを実施しています。役員塾では、執行役員が塾長を務め、若手から中堅社員により構成された各塾ごとに取り上げる重要なテーマを決め、共に学び、職場で実践することを目指して活動しています。また、社外プログラムへの派遣も積極的に行っ総合職の人員構成(2024年度)(人)ており、社外の次世代経営人材との他流試合を通じ、社内では得られない視座の獲得を図っています。 また、2023年7月に、総合職人事制度を職務等級制度に改定していますが、歪な人員構成による中長期的な影響を踏まえると、事業戦略の実現に必要な職務・職責を担える人材を計画的に育成していくことが求められています。今後は、求められる職務・職責ごとに後継候補者を計画的に育成する体制を構築していきます。※1 総合職:中核的な職務・職責を担い、将来会社経営を担うことを期待される職種区分※2 基幹職:特定の業務または地域において、培った知識・経験・ノウハウを継続して活 2024年に導入したアルムナイ採用では、退職した社員や内定辞退者が、当社への入社を再び希望する際の活動をサポートする仕組みを構築し、当社との親和性と社外で得たスキルの両面を強みとする人材の採用を図っています。 新卒定期採用においては、技術系インターンシップの拡充や留学生を対象とした採用イベントへの出展、当社の様々な部署で活躍する女性社員と学生の交流イベント「女性技術者交流会」などの開催により、幅広いターゲットに向けた企業認知度・理解度の醸成を図っているほか、奨学金制度による理系学生のサポートも継続的に実施することで、事業戦略を実現するための多様な人材の確保を目指しています。かすことを期待される職種区分(年度)25020015010050(歳)0従業員の新規雇用■定期採用:総合職※1 ■定期採用:基幹職※2 ■キャリア採用:総合職 ■キャリア採用:基幹職(人)30022-2425-2930-3435-3940-4445-4950-5455-5960-641117620202842842232614202120222792642023202492多様な人材から「選ばれる」企業へ 当社では、事業戦略実現の■は「人」であるとの考えのもと、戦略実行に必要となる多様な人材から「選ばれる」企業となるべく、ブランディング施策や採用チャネルを拡充し、積極的な採用活動を展開しています。

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