統合報告書2025_和文
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0トン 電池リサイクルプラントの建設中(2026年中頃完成予定)銅リサイクル処理量|2030年のありたい姿| 高い技術力で非鉄金属資源を安定的に供給し、サーキュラーエコノミーの構築と維持に貢献する企業 |重要課題|非鉄金属の安定供給とサーキュラーエコノミーへの貢献住友金属鉱山グループ住友金属鉱山グループが権益を保有する銅鉱山住友金属鉱山グループ住友金属鉱山グループ住友金属鉱山 国内グループ 当社は、銅やニッケルといった非鉄金属を生産しています。銅には、「電気をよく通す」という特徴があり、電線や伸銅品など多様な用途で広く使われており、ニッケルは、「さびにくい」という特徴からステンレス製品に多く使われているほか、リチウムイオン二次電池の正極材向けなどでも使用銅権益生産量製鋼煙灰リサイクル処理量9.4万トン/年(ニッケル量)23.2万トン/年(銅量)10.4万トン/年(銅量)8.0万トン/年たすとともに、大量生産・大量廃棄を前提としない循環型経済(サーキュラーエコノミー)にも貢献していきます。重要課題選出の背景社会の発展に欠かせない非鉄金属を始めとする資源は有限であり、枯渇することが予想されています。また、資源の大量消費と廃棄を前提とした経済活動は地球環境への多大な負荷をかけています。このため社会全体でのサーキュラーエコノミーへの転換が求められています。対象範囲10万トン/年(ニッケル量)30万トン/年(銅量)14万トン/年(銅量)※312万トン/年目標(2030年度)2024年度実績1万トン/年※2されています。 非鉄金属は、世界経済の発展や現代社会にとって「なくてはならない素材」であり、需要は今後も引き続き拡大していくことが見込まれています。 資源は有限であり、優良な非鉄金属資源の獲得競争は近年さらに激しさを増しています。当社グループは、海外非鉄メジャー企業との信頼関係や、長年にわたって培ってきた製錬技術をベースに、高品質な非鉄金属の安定供給能力を高めることで「ものづくり」の会社としての責務を果KPIニッケル生産量※1リチウムイオン電池リサイクル処理量※1 電気ニッケル・硫酸ニッケル・フェロニッケル・塩化ニッケルの生産量、車載用二次電池正極材料に含まれるニッケル(ただし、当社供給分除く。リサイクル由来のニッケルは含む) ※2 リチウムイオン電池換算 ※3 電気銅 46万トン/ 年に対してリサイクル率 30%98非鉄金属の安定供給

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