テーリングダムのリハビリテーション
製錬事業 テーリングダム管理の詳細情報
Item | Note:住友金属鉱山グループ | |||
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コーラルベイニッケル社(CBNC) | タガニートHPALニッケル社(THPAL) | |||
No.1 テーリングダム (No.1 TSF) | No.2 テーリングダム (No.2 TSF) | No.1 テーリングダム (No.1 TSF) | ||
a) | テーリングダム(鉱さい集積場)管理システム概要とリスク管理方法 | No.1TSFはDMO(フィリピン共和国環境天然資源省の通達) 99-32のガイドラインを準拠し設計されている。また、CBNCではすでに設計通りに堆積を終了したNo.1 TSFについて定期的に点検および監視を行い管理している。 | No.2TSFはDMO(フィリピン共和国環境天然資源省の通達) 99-32およびANCOLD(オーストラリア大ダム委員会)ガイドラインを準拠し設計されている。また、CBNCではNo.2 TSFについて定期的に点検および監視を行い管理している。 | No.1TSFはDMO(フィリピン共和国環境天然資源省の通達) 99-32およびANCOLD(オーストラリア大ダム委員会)ガイドラインを準拠し設計されている。また、THPALではNo.1 TSFについて定期的に点検および監視を行い管理している。 |
b) | ブルマジーニョ、マリアナやマウント・ポーリーなどのテーリングダム(鉱さい集積場)での災害を受けて、テーリングダム(鉱さい集積場)の管理方法についてすでに変更している、もしくは変更する予定があるか。例えばアップストリーム法を用いた鉱さい貯蔵設備について、再点検を行い、補強や避難など、地元地域社会や環境を保護するために必要な対策を行ったか。 | CBNCはNo.1TSFの工法および管理システムの再確認を行った。 | CBNCはNo.2TSFの工法および管理システムの再確認を行った。 | THPALはNo.1TSFの工法および管理システムの再確認を行った。 |
1 | テーリングダム(鉱さい集積場)の名称 | No.1 テーリングダム (No.1 TSF) | No.2 テーリングダム (No.2 TSF) | No.1 テーリングダム (No.1 TSF) |
2 | 所在地 | フィリピン共和国パラワン州バタラサ 緯度 : 8° 34' 26.83" 経度 : 117° 25' 24.05' |
フィリピン共和国パラワン州バタラサ 緯度 : 8°35' 26.78" 経度 : 117°24' 30.62" |
フィリピン共和国北スリガオ州 緯度 : 9°31' 57.43" 経度 : 125°50' 08.12" |
3 | 所有者 | 住友金属鉱山株式会社 | 住友金属鉱山株式会社 | 住友金属鉱山株式会社、ニッケル・アジア・コーポレーション、三井物産株式会社 |
4 | 状態 | 堆積を終了済:No.1TSFは2010年7月に堆積を終了し、現在その表層部は緑地へと再生され、植物で覆われている。また、野菜やフルーツ等の栽培も行っているほか、動物も観察されている。 | 稼動中 | 稼動中 |
5 | 使用開始日 | 2004年11月 | 2010年7月 | 2013年6月 |
6 | 現在使用中のテーリングダム(鉱さい集積場)や廃止されているテーリングダム(鉱さい集積場)は現時点で承認を受けている設計の通りのものかどうか? | 承認を受けている設計通りに堆積を終了 | 承認を受けている設計通りに稼動中 | 承認を受けている設計通りに稼動中 |
7 | 嵩上げ方式 | 外盛式(ダウンストリーム法) | 外盛式(ダウンストリーム法) | 外盛式(ダウンストリーム法) |
8 | 最大高 | 24m | 45m | 60m |
9 | 堆積量 | 15,205,887 m3(2010年7月に堆積を終了) | 25,874,481 m3(2019年3月27日時点) | 18,654,265 m3(2019年3月15日時点) |
10 | 5年後の計画堆積量 | 15,205,887 m3 | 36,133,371 m3 | 41,478,622 m3 |
11 | 直近の専門家による評価 | AMHフィリピン社により2010年4月に監査を実施 | AMHフィリピン社により2010年4月に監査を実施 | 外部専門機関による監査は実施していない (ダムの設計・建設会社によるNo.1TSFの点検・測定・健全性の確認を2019年5月に実施) |
12 | 安定性関連全記録保管の有無 設計、建設、操業、保守、廃止などに関するものも含めて、関連する技術的な記録を全て完全に保管しているか? |
記録類は適切に保管されている | 記録類は適切に保管されている | 記録類は適切に保管されている |
13 | 損壊時の危険評価分類 | フィリピン共和国では事故発生時の危険度評価について定められていないため、危険度評価は実施していない。CBNCのNo.1TSFは DMO99-32のガイドラインを準拠し設計されている。 | No.2TSFの危険度評価はされていないが、No.2TSFはANCOLDの危険度評価”HIGH”の基準を準拠し設計されている。(フィリピン共和国では事故発生時の危険度評価について定められていない) | No.1TSFの危険度評価はされていないが、No.1TSFはANCOLDの危険度評価”HIGH”の基準を準拠し設計されている。(フィリピン共和国では事故発生時の危険度評価について定められていない) |
14 | どのようなガイドラインに基づいて分類システムを構築しているか? | CBNCはDMO 99-32のガイドラインを準拠している | CBNCはDMO 99-32およびANCOLDのガイドラインを準拠している | THPALはDMO 99-32およびANCOLDのガイドラインを準拠している |
15 | この設備は、過去に、独立した技術者から指摘されるなどして、安定しているとは確認されなかったり、安全性の認証を受けられなかったり、あるいは安定性について著しい懸念が示されたりしたことがあるか?(仮にその後安定性について認証されていたとしても記載ください。) 注:「安定しているとは確認されなかったり、安全性の認証を受けられなかったり」とは、指摘された欠陥が壊滅的な事故を引き起こすような重大なものであることが理由であった場合を言う。また、廃止後相当年数が経過していて、現在では過去の指摘がもはや実質的に意味をなさないものは除く。 |
なし | なし | なし |
16 | このテーリングダム(鉱さい集積場)に社内の工学的専門家の監視または社外専門家の支援があるか? | どちらもあり | どちらもあり | どちらもあり |
17 | 壊滅的な事故が発生した場合に、コミュニティ、生態系、重要なインフラなどへの下流に及ぼす影響について、正式な分析が行われ、最終的な状況を反映しているか?もしそうなら、その評価はいつ行われたか? | 2002年7月10日に実施 | 2007年7月31日に実施 | 2008年9月3日に実施 |
18 | a) 現場にテーリングダム(鉱さい集積場)の廃止計画はあるか? b)これに長期監視計画を含んでいるか? |
いずれもあり | いずれもあり | いずれもあり |
19 | 気候変動の影響などによって今まで以上の頻度で発生する異常気象によるテーリングダム(鉱さい集積場)への影響について評価したことはあるか?あるいは今後評価する予定はあるか?例えば今後2年間についてなど。 | あり | あり | あり |
20 | 他の関連情報・付属文書・備考 | なし | なし | なし |